ケアワーカー(平成17年入職） 他業種からの転職
転職の決意
以前は一般のサービス業で一年半ほど勤めていました。日々の業務では売上等の数字に追われ「お客様を楽しませる」という仕事のはずが、いつしか「売上を追いかける」事が仕事になり、人を人らしく扱うことができなくなっている自分に矛盾を感じ、今のままでは数字を追うだけの人間になってしまうと思い、転職を決意しました。
それからは様々な業界の面接や説明会を回りましたが、なかなか思うような業界が見つからず悩みました。そんな時、福祉業界であるロングステージ御影の募集を見つけ、私自身が学生時代に福祉の勉強をしていた事やボランティア活動をしていた事、その中で人としての成長を見出すことが出来た事を思い出しました。人と深く関わる仕事がしたいという想いとも合致する仕事だと感じ、思い切って福祉業界に飛び込む決意をしました。
老人介護の業界、業務で感じること
この仕事を続けて一年以上たちますが、そんな中で多くのことを学び感じる毎日です。仕事を始めたばかりの頃は、右も左もわからず教わった事を覚えるだけでした。少しずつ慣れてくるにつれて、利用者の方の気持ちや生活を尊重しながら介護を行う難しさを感じました。何がその人にとって気持ちよく生活ができるのか、何が不快に感じるのかを伝えることが難しい方が多い中、気持ちを読み取りながら試行錯誤を繰り返し、毎日を過ごしています。そんな中でも利用者の方々からたくさんの笑顔や、「ありがとう」の言葉をかけられるとこの仕事をしていて良かったと感じます。
以前の仕事では得られなかった、人が人と触れ合う際に感じる楽しさや苦しみを直に肌で感じることで、売上や数字だけでなく他のもっと大事な「人が人らしく生活を行う」ということの大切さを学ぶことができました。
将来のキャリアイメージ
仕事という枠組みだけでなくたくさんの事にチャレンジしたいと思いますが、今はまだこの仕事の中でしたいことや、学びたいことがたくさんあるのでまだまだ続けたいと思います。近い将来には資格の取得や、このロングステージにおいて責任ある業務を任せられるように努めたいと思います。また遠い将来はこのような福祉の分野ということにこだわらず、福祉業界で勤めることでの得られる経験やスキルを使ってその他の業種や分野にチャレンジし、キャリアアップをしていきたいと思います。
またキャリアということだけでなくこの仕事をする上で触れ合える、人それぞれの価値観や生き方を知ることで、自分自身が人間としてもっと多くの考え方やものの見方の拡がりを得て、成長できればと思います。